懲戒解雇されたことを正直に伝えると採用されず、そうなると隠して転職したくなりますよね。
・懲戒解雇はバレるの?
・バレない方法はあるのか
・バレても再就職する方法はある?
当記事では、横領で懲戒解雇された筆者の経験をもとに「懲戒解雇は転職でバレるのか、バレない方法はないのか」を解説します。
先に結論から言います。
- 転職でバレる可能性は低い
- 隠すリスクがある
自分から言わなければバレる可能性は低いです。
しかし嘘の退職理由を言って入社後に懲戒解雇がバレると、経歴詐称として問題が起こります。
ではどうすれば再就職の道は開けるか?答えは簡単で「懲戒解雇を明かしても再就職する道はある」から実践してほしい、ということ。
懲戒解雇が原因で転職できない人は、何かキッカケをつかむことにお役立てください。
懲戒解雇や逮捕・実名報道から理想の再就職をサポートする「YOTSUBA」が2023年11月にリリースされました。
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冒頭は15秒で読めるので、よければご覧ください。
懲戒解雇が転職でバレる4つの理由
懲戒解雇は転職でバレる可能性はあります。
では、なぜバレるのか?時系列に沿って深掘りしましょう。
- 求人に応募する
履歴書に懲戒解雇を書いて提出
※ここでは懲戒解雇を書かないで問題なし - 書類選考が通ったら面接
面接で自分から懲戒解雇を言う - 書類の提出が求められる
懲戒解雇が明記された書類は以下の通り
1:離職票
2:雇用保険受給資格者証
3:退職証明書 - 前職のタレコミやSNSの暴露
このように、書類選考のときから懲戒解雇がバレる可能性があります。
・履歴書
・面接
・書類(離職票、雇用保険受給資格者証、退職証明書)
・噂話
自分から懲戒解雇を明かす履歴書と面接を除いても、内定後もバレる可能性を秘めています。
しかし、書類の提出が求められることは非常に稀です。バレる可能性が最も高いのはタレコミ&暴露になりますが、これも前職との繋がりを断てばある程度は回避できそうです。
つまり懲戒解雇が転職でバレる可能性は低い、ということ。
まずは1つずつ解説します。
履歴書に「懲戒解雇」と書く
当たり前ですが、履歴書の退職理由に「懲戒解雇」と書くと応募した会社にバレます。
懲戒解雇と書くと99%落ちる
これは筆者の実体験ですが、正直に懲戒解雇を書いた書類選考はすべて落ちました。
懲戒解雇を隠す、隠さないにしろ、履歴書には「退職」とだけ記入しましょう。
履歴書は「この人に会ってみたい」と思わせる重要な書類。難ありの人をわざわざ面接に招待するかと言われると、否ですよね。
履歴書は「賞罰欄」のないフォーマットを選ぶのが無難です。
関連:懲戒解雇は履歴書に書かない?正しい書き方を解説
面接で懲戒解雇を言う
こちらも当然ながら、面接で懲戒解雇を正直に明かすとバレます。
しかし、対応を間違えれば経歴詐称として問題になります。解説を読んで、ポイントを抑えておきましょう。
■退職理由を聞かれた
嘘を言う:経歴詐称
正直に話す:問題なし
何も言わない:不審に思われる
■退職理由を聞かれなかった
嘘を言う:経歴詐称
正直に話す:問題なし
何も言わない:問題なし
面接官が退職理由を聞いてこなかった場合、「自分から余計なことは言わない」のは問題ありません。
対して、退職理由について嘘を言えばもれなく経歴詐称です。絶対に止めましょう。
前職を辞めた理由はキャリアアップを目指したく〜
退職理由を聞かれてないのに嘘をつくのは、ちょっと意味分からないですね…。ただ経歴詐称のリスクを背負うだけです。
離職票などの書類提出を求められる
失業した理由の書かれた書類は3つ。
- 離職票
- 雇用保険受給資格者証
- 退職証明書
入社手続きで上記の書類を求められた場合、懲戒解雇されたことがバレます。
しかし、離職票と雇用保険受給資格者証はハローワークで使用する書類で、退職証明書も通常は提出しません。
一般的な企業では、書類から懲戒解雇がバレる可能性は低いでしょう。
金融、警備、外資系などの転職はNG
「利用者との信用」を重要視している職種は、前職調査する可能性があります。
- 金融会社
- 警備会社
- 外資系
当時の勤務状況や退職理由などが調べられるので、これらのジャンルへの転職は避けておきましょう。
同業者からの噂話やSNSの暴露
無事に入社手続きが終わっても、まだ安心できません。
前職と同じ業界に転職すると、ひょんなことから懲戒解雇がバレる可能性があります。
前職とは接点の薄いところを狙って転職するとリスクが減るでしょう。
知り合いが「あいつ会社クビになったらしい」と投稿すれば、そこから芋づる式にバレる可能性があります。
懲戒解雇がバレない方法と隠すリスク
懲戒解雇がバレる可能性が1%でもある以上、絶対にバレない方法はありません。
ここでは、バレる可能性を極限まで抑えた方法を解説します。
- 履歴書:退職と記入
- 面接:自ら退職理由を言わない(※)
- 業界:前職と同じ業界、金融、警備、外資系を避ける
(※)退職理由を聞かれたら、正直に懲戒解雇の事実を伝えましょう
対策は2つで、自分から懲戒解雇を発信せずに特定の業界を避けること。
書類提出や噂話で広まることは防ぎようがなく、常にバレる可能性が付きまといます。
次に、懲戒解雇を隠すリスクを把握してください。
・バレたら解雇される可能性
・人間関係と人事評価への影響
・発覚への精神的な不安
隠して入社するリスクはどれも大きいです。
特に精神的な不安は、せっかくの新しい人生を台なしにする要素。再就職先での仕事っぷりにも影響が出るでしょう。
経歴詐称で解雇される可能性がある
1つ目は、面接で退職理由の嘘をついたとき。
会社側が「退職理由を聞いたときに嘘をつかれた。懲戒解雇と知っていたら採用しなかった」といった場合に起こります。
経歴詐称は立派な犯罪です。
内定取消しや解雇される理由になるため、嘘をつくのは絶対に止めましょう。
退職理由を聞かれなかったときに限り、「自分から余計なことを言わない」のは解雇理由になりません。
人間関係や人事評価に影響がでる
仮に解雇されずに会社に残れても、バレたら人事評価に影響する可能性があります。
表向きは問題なくても、上層部で話し合いが行われているかもしれません。周りが出世する中、自分だけ取り残されることも。
世間的に懲戒解雇された人は「やばい」という認識なので、仲の良かった人とも疎遠になる…かもしれません。
発覚への不安がずっと続く
懲戒解雇を隠して入社して、バレないことを祈る日々。
いつバレるかも分からない環境は、精神的なストレスが非常に大きいです。
明日、明後日、1週間後にバレてない保証は?もしかしたら、一生バレないかもしれない。でも、そんな保証はどこにもありません。
それなら「真正面から懲戒解雇を明かして再就職する」方法を取るのが一番いいと、筆者は考えます。
懲戒解雇を隠さずに再就職する方法
懲戒解雇を隠すリスクがある以上、懲戒解雇を明かして転職するのが正しい選択だと思っています。
懲戒解雇を隠さず転職なんてキレイゴト。
年齢が若かったとか、実は懲戒解雇が不当で退職理由がまともな人だったとかでしょ?
冒頭でもお伝えしましたが、私は横領したことがバレて懲戒解雇された人間です。100%の加害者で、悪者。
簡単ではなかったですが、懲戒解雇を明かして再就職できました。
今のあなたはLv.1のまま魔王(面接官Lv.99)を倒そうとして絶望しているに過ぎません。
それじゃ絶対に勝てない。勝つには、それ相応のレベルや仲間集めが必要です。
難しいことは考えず、「懲戒解雇から再就職できた方法」に沿って行動してみましょう。少なくとも、今の状況を変えるキッカケになるはずです。
転職エージェントは必ず利用する
先ほどの魔王(面接官Lv.99)に勝つ視点で考えるなら、ここは仲間集めに該当します。
間違いを抑えどころと思い込んだり、努力の方向性が違っていたら再就職には繋がりません。
そのため、正しい道を示してくれる転職エージェントは必ず利用しておきたいです。
転職エージェントは求職者の味方です。懲戒解雇されたことを親身に聞いてくれる人も、確実にいます。
懲戒解雇で利用すべき転職エージェントでは、私が出会えてよかった担当者とのエピソードをまとめています。
よければ参考にしてみて下さい。
とりあえず1社ならどこがいいの?
試しに転職エージェントを使ってみたい。おすすめはどこ?
懲戒解雇でもズバ抜けて対応が良かったのは「キャリアスタート」です。
面接トレーニングもあって、就活に慣れていない人も安心して利用できると思います。
担当者の質、転職エージェントとしてのサービス。どちらも高水準なので、ぜひ相談してみてください。
面接をひたすら練習する
面接の練習もとても重要。練習相手は求人に応募した企業、転職エージェント、家族や友人など誰でもOK。
面接はレベル上げをする作業です。
面接練習で最も成長が早く、レベル上げに最適なのはホンモノの企業です。
当たり前ですが本番の面接なので、雰囲気や質問パターンに慣れるのが爆速です。
面接では懲戒解雇の原因と反省の意思を示して、あとは誠実に面接官へ「採用する価値がある」と思わせるアピールをしましょう。
とにかく、相手の心を動かすことが重要です。
懲戒解雇は大きなマイナス要素ですが、伝え方次第ではプラスに働きます。あなたが積み重ねたキャリアは失われていないので、自信を持ってください。
行動を起こすことが何よりも大事
自己分析&企業研究に時間を使い、面接の練習を繰り返すことが再就職の近道です。
でも一番大切なことは、本気で人生を変えようと行動し続けること。
「懲戒解雇は人生終了じゃない!」では、行動し続けられる人は5%しかいない興味深いデータを掲載しています。100人なら5人です。
あなたは少数派に入る覚悟はありますか?
何も行動しないと再就職できる未来も、毎日笑って過ごすことも、当たり前だった日常を取り戻すことは不可能です。
やらない後悔より、やって後悔しましょう。
懲戒解雇を隠すのは絶対にダメなのか
これまで懲戒解雇を明かして再就職する方法を解説しました。それでも自信がなく、隠して再就職したい人もいると思います。
懲戒解雇を隠すのは絶対にダメですか?
この問いについて、筆者の考えを回答します。
懲戒解雇は明かして就活した方が良い。この考えは変わってない。
でも押しつけはしない。
本当の意味で反省していて、二度と同じ過ちをしないと誓えるなら、私はあなたの就活を心の底から応援します。
ただし始めから反省せず、同じ過ちを繰り返すこと前提に隠そうとしているなら言語道断。
上っ面だけ反省しても意味はなく、再就職先でも必ずまた解雇されますよ。
キャリア相談で悩みを解決できる
懲戒解雇を隠すのも、隠さないのも考えたくない。
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実際に懲戒解雇を明かして再就職している人もいるので、気軽に相談してみてください。
冒頭だけなら、15秒ほどで読めます。
【まとめ】懲戒解雇はバレる前提で対策する
記事のポイント
【懲戒解雇はなぜバレる?】
・履歴書
・面接
・書類(離職票、雇用保険受給資格者証、退職証明書)
・噂話
【隠すリスク】
・バレたら解雇される可能性
・人間関係と人事評価への影響
・発覚への精神的な不安
懲戒解雇は転職でバレる可能性は低いです。
しかし、相応のリスクがあることを覚悟してください。うまく隠して入社できても、これから先にバレない保証なんてありません。
懲戒解雇を隠す、隠さないにしろ、面接で退職理由を聞かれたら正直に答える義務があります。
そのため、面接では懲戒解雇を伝える前提で練習をするのがオススメです。
この記事を読み終わったら、絶対に再就職するぞ!という気持ちに切り替えましょう。
月並みな言葉で恐縮ですが、同じ経験をした者の立場として応援しています。
再就職を目指す
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