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懲戒解雇された人の面接の完全ガイド|質問対策とマナー対策

懲戒解雇された人が面接するときのイメージが湧かない…。
どのタイミングで話せばいいの?

こんな疑問を解決します。

カイコさん

私も過去に懲戒解雇されて、20以上の面接を受けました。
その中で得た経験をもとに、隅々まで解説します。

まず始めに、

志望企業には、面接で懲戒解雇を話すことを前提にして話を進めます。

そのうえで、面接でほぼ確実に聞かれる質問と、懲戒解雇を明かすタイミング。

結論がこちらです。

結論

■面接の大まかな流れ

  • 入室&自己紹介
  • 職歴の確認(自己PR)
  • 志望動機
  • 逆質問

■懲戒解雇を言うタイミング

  • 自己紹介をするとき
  • 前職の退職理由を聞かれたとき

これを知ってるか、知らないかで、安心感はまったく違いますよね。

面接で失敗しないように、この記事でしっかり予習しておきましょう。

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懲戒解雇は面接の冒頭で話す

懲戒解雇は面接の冒頭で話す

結論から言うと、懲戒解雇の話は面接の冒頭で話すのがいいです。

なぜなら、言うのが遅くなるほど内定を勝ち取るのが難しくなるから。

面接の終盤で、

実は前職を懲戒解雇されまして…。

(そんな大事なこと、なんで黙ってたんだ?)

不誠実だと思われて仕方ないですよね。

地に落ちた信用を、面接の終盤で回復するのは難しい。だから、デメリットを先に話してメリットで締めるのが適しています。

懲戒解雇を伝えるタイミングは、

  • 自己紹介をするとき
  • 前職の退職理由を聞かれたとき

この質問をされたときに言いましょう。

面接官の好反応なパターンを覚える

面接官の好反応なパターンを覚える

懲戒解雇を伝え方は、面接官の好反応なパターンを研究するのが手っ取り早いです。

つまり、何回も面接を受けて練習すること。

カイコさん

伝える内容は人それぞれなので一概には言えませんが、伝え方は、解雇された人ほぼすべてに共通です。

解雇の原因と反省は2,3分でまとめる

懲戒解雇された事実は、2,3分で話せる内容にまとめておきます。

だらだら5分、10分と話し続けても、貴重な面接の時間を奪うだけなので、簡潔に。

  • なぜ過ちを犯してしまったか
  • その原因をどう思うか
  • どのように反省して、失敗を次に活かそうとしているのか

自分の気持ちと正面から向き合って、誠心誠意、相手に伝えてください。

今後は心を入れ替えて、会社に従事していきたい。

こんなふうに、頑張りたいと思っていることも伝えるといいです。

こちらの気持ちが伝われば、面接官もほとんど真摯に対応してくれます。

自己肯定感を取り戻す

とにかく辛気臭い、反省、反省、反省…こうした態度はNGです。

会社は「懲戒解雇された可哀想な人」を雇いたいと思いません。あなたが会社側の立場だったとして、どんな人を雇いたいですか?

面接官が人を見るポイントは、

  • 会社でどんな活躍ができるか?
  • 長く働いてくれそうか?

大きくまとめて、この2つです。

反対に、こんな人は雇いたいと思うでしょうか。

  • 負のオーラ出しまくり
  • 自業自得なのに、被害者ぶった演出をする人

本当にあるあるなんですが、会社をクビになると自己肯定感がすっごい低くなります。

気持ちは分かります。私も最初はそうでした。

カイコさん

でも、あなた自身が自分を認めて、尊重できないのに、会社には認めてもらって採用されたい。

それは都合がよすぎるとは思いませんか?

あなたの価値は、会社をクビになっただけでゼロにはなりません。これまでの人生で、確かな強みがあるはずです。

その強みをアピールすることを、忘れないようにしましょうね。

正直に話して誠実さをアピール

懲戒解雇を正直に話すと、誠実さのアピールになることがあります。

この人は一所懸命に働いてくれるだろうなぁ。

というのが伝わり、誠実さ、長く働き続けてくれることの期待感を高められます。

私が懲戒解雇のときに内定をくれた会社にも、

正直に話す度胸が好印象だった。一緒に仕事しても、この人なら問題ないだろう。

って話になって、採用したんだよ。

こんなお話をされました。

正直に話せばプラスに持っていけるチャンスなので、誠実な対応を心がけましょう。

面接の流れは4ステップ

面接の流れは4ステップ

面接の流れは、ほとんど共通しています。

そんな大げさな、と思うかもしれませんが、本当です。過去に20以上の面接を経験しましたが、ほぼ同じ流れです。

  • 入室&自己紹介
  • 職歴の確認(自己PR)
  • 志望動機
  • 逆質問

この流れを知らずに面接に臨んだら、わざわざ失敗しに行くようなもの。

面接のテッパンとも言える流れを覚えて、最短ルートで内定を勝ち取りましょう。

入室&自己紹介(懲戒解雇の伝え方の例文)

入室&自己紹介(懲戒解雇の伝え方の例文)

さすがに基本マナーすぎて、あえて言う必要もないかもしれませんが、念のため。

扉を軽く3回ノックして、面接官から

どうぞ。

と言われたら、部屋に入ります。

その後、面接官の目を見てしっかりと

本日はよろしくお願いします!

と伝えます。

これも基本マナーですが、イスは面接官に促されてから着席します。

最初に雑談を挟む面接官もいますが、大抵は

では、自己紹介をお願いします。

こうした指示がでます。

自己紹介で大切なのは、だらだらと喋りすぎず、目安1分で簡潔に答えることです。

イメージとしては、こんな感じ。

カイコさん

カイコと申します。
本日は貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。

前職は○○という会社の○○部に所属していました。
そこで○○という業務を経験しました。

次に、空気を読んで問題なさそうなら、懲戒解雇のことを2,3分で伝えます。

カイコさん

また、大変恥ずかしながら、前職は××をキッカケに懲戒解雇となり、就活をしております。

(解雇の原因と反省を2,3分でまとめる)

突然このようなことを伝え、申し訳ございません。
今後は心を入れ替えて、会社に従事していきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いします。

このくらいサッパリでOKです。

何度も言いますが、だらだら話しすぎるのは絶対ダメです。情報を詰め込むよりも、簡潔に話して、面接官と会話してください。

面接官も気になるポイントがあれば質問してくるので、そこで答えを返しましょう。

ポイント

懲戒解雇のことを網羅的に話そうとしない⇒気になる箇所は後で質問される

職歴の確認(自己PR)

懲戒解雇に対する質問が一通り終わると、職歴の確認に移ります。

つまり、自己PRです。

面接官は「あなたがウチの会社で活躍できそうか?」というポイントを見ます。

カイコさん

懲戒解雇のことを話し終わっても、面接は続きます。

というか、ここからが本番です。懲戒解雇のマイナスをプラスの印象にするように、猛アタックします。

志望企業の”求める人材”であると強調

志望企業の”求める人材”であると強調

これまでの仕事内容を、面接官にすべて話す必要はありません。

重要なのは、

  • 志望企業の
  • 「求める人材」に合わせて
  • 自分の職歴を
  • 強調して伝える

ようは重要な部分と、そうでない部分。2つのメリハリをつける、ということ。

だいたいの企業の求人には、「こんな人材がほしいです」という募集要項が公開されています。

これを的確に狙うんです。

私は○○というプロジェクトに参加し、こんな行動を起こしました。

結果的に、会社の売上は前年と比べて5%増加させることができました。

面接官が重要と思う部分は、「具体的な行動」「どんな実績を上げたか」。細かいところまで詳しく伝えます。

逆に、そうでない部分は省略していいです。

この人、即戦力としてウチの会社で活躍してくれそうだな。

この状態に持っていくのが、自己PRのゴールです。

志望動機

志望動機

志望動機は、「あなたは会社で働き続けてくれるか?」というポイントが見られます。

つまり、あなたが伝えるべきは

わたしは御社でずっと働き続けます!

という意思表示です。

具体的には、

  • 自分の就活の軸
  • 志望企業の魅力、強み
  • 就活の軸と企業の魅力の合致点
    ⇒目標を叶えるために、御社で働き続けます!の意思表示

こうした三段構成で話します。

自分のエピソードを加えれば、かなり強い志望動機を作れます。

例文や詳しい志望動機の作り方は、以下の記事でまとめています。ぜひ参考にして作ってくださいね。

⇒面接官に刺さる志望動機の作り方

逆質問

逆質問

逆質問は、面接の最後に聞かれるアレです。

面接は以上になります。
最後に何か質問はありますか?

この質問に対して

いえ、特にありません。

なんて返したら、非常にもったいないです。

志望企業に対する最後のアプローチになるので、気合をいれて準備しましょう。

  • 入社までに○○を勉強しようと思っています。他に勉強しておくべきことはありますか?
  • 御社の○○という商品は、こんな点が競合と差別化されている。(〜自分が気になることを質問)

私がよく使った逆質問です。

入社までにやるべきこと、あとは志望企業と競合の商品について聞いていました。

御社の○○という商品は、こういう点が競合と差別化されていて、素晴らしいと思います。

どのような経緯で開発されたのか、ぜひ教えていただけないでしょうか。

2つ目の逆質問は、志望企業だけでなく、競合他社も含めて研究してきたというアピールにもなります。

競合他社との優位性(比較)は公式サイトには載っていない情報なので、

ウチの企業研究、全然やってないな。

こうしたマイナスな印象も防げます。

逆質問は、

  • 入社までにやるべきことを聞く
  • 競合他社と比較した上で質問する

以上を意識して準備すると、いい感じに志望企業にアプローチできるはずです。

想定外の質問には冷静に対応

想定外の質問には冷静に対応

面接の流れはほぼ共通と話しましたが、もちろん、意表をつく予想外の質問もあります。

そんなときは、慌てて答えなくて大丈夫

もし驚くような質問がきても、以下の答え方を覚えておきましょう。

  • 正直に緊張していることを伝える
    ⇒一旦、頭の中を整理する
  • PREP法で話す

絶対に避けたいのは、慌てて答えて意味不明なことを口走ってしまうこと。

面接官が見るポイントは、

この人は、予想外の事態にも冷静に対応できるだろうか?

このような対応力です。

素直に緊張していることを伝える

予想外の質問が飛んできたら、まずは頭の中で整理する時間を確保します。

ようは、

実はすごく緊張していまして…考える時間をいただいてもよろしいでしょうか?

素直に緊張していることを笑顔で話します。すると、大抵は

もちろん、ゆっくり考えて大丈夫ですよ。

と、面接官が言ってくれます。

この手法、私は使いまくりました。一旦、頭の中を整理する時間を稼げるので、変なことを口走る心配もありません。

本当に分からなければ

わかりません、勉強不足で申し訳ありません…。

こうして率直に伝えることも大切です。

PREP法で話す

時間を稼いでいる間に、話したい内容を整理して、PREP法に置きかえましょう。

PREP法は、簡単に言えば「相手に超分かりやすく伝えるためのテンプレ」です。

  • 結論
  • 理由
  • 具体例
  • まとめ(結論)

論理的説得力のある話し方ができる、面接では欠かせない手法だったりします。

例えば、面接官がこんな質問をしたとします。

あなたを野菜に例えるなら、なんだと思いますか?

突然こう言われるとビックリですよね。

でも慌てずに「少し考える時間をください」と言って、頭の中で整理します。

話す内容が決まったら、PREP法で面接官に話し始めます。

結論
野菜に例えるなら、私は「大根」だと考えます。

結論もだらだらと先延ばしせず、シンプルに「これです!」と答えましょう。

【理由】
大根は多くの料理で使われ、その清涼感や栄養価が特徴です。

同様に、私もチームにおいて、清澄なコミュニケーションと健全な協力関係を築くことを重要視しています。

次に理由。先ほどの結論の根拠となる部分を、面接官に伝えます。

【具体例】
前職では、異なる部署との連携が不足していたプロジェクトに参加しました。

その際、円滑なコミュニケーションと柔軟な協力を通じて、部署間の連携を強化し、プロジェクトの進行に寄与しました。

具体例では、課題に対する自分の行動や成果もアピールできたらすごくいいです。

【まとめ(結論)】
つまり、私は大根のように、清涼感と柔軟性を持ち、異なる状況においても適応力を発揮できると考えています。

最後は忘れずに、まとめで締めます。

例文を見たことで、より具体的なイメージが湧いたのではないでしょうか。

PREP法をマスターして、面接のプロに近づいていきましょう。

【まとめ】懲戒解雇は面接が最大の鬼門

結論

■面接の流れ4ステップ

  • 入室&自己紹介
  • 職歴の確認(自己PR)
  • 志望動機
  • 逆質問

■懲戒解雇を言うタイミング

  • 自己紹介をするとき
  • 前職の退職理由を聞かれたとき

以上、懲戒解雇された私が実践した面接の質問対策でした。面接が最大の鬼門になるので、何度もトライしましょう。

正直、懲戒解雇であっても、その後の対応がプロレベルならいくらでも挽回できます。

ウチの会社が求めてた人材だし、長いあいだ活躍してくれそうだな。

解雇の件も、本人は反省しているようだし…ちょっと社内で話し合ってみるか。

こんな状態まで持っていけるレベルになれば、再就職は時間の問題です。

懲戒解雇から再就職できた方法で解説した通り、とにかくインプットとアウトプットを繰り返すのみ!

最初は落ちまくると思いますが、諦めずにがんばりましょう。応援しています。

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