・転職エージェントってなに?
・どう使えばいいのか知りたい
・自分に合わなかったらどうしよう…
こんな悩みを解決します。
就活を進めるなら必ず使っておきたい転職エージェントですが、初めてだと何も分かりませんよね。
私が初めて転職したときは、転職サイトと転職エージェントとの違いも知らないド素人でした…
そこで、この記事では、良質な転職エージェントの選び方と賢く使う方法を解説します。
結論、以下を徹底して使い倒してください。
なお、当記事で伝えるテーマは「転職エージェントの選び方と使い方」ですが、
前提知識となる「そもそも転職エージェントって何なの?」という話も、最初に解説させていただきます。
ザックリと確認して、転職エージェントを使いこなしていきましょう。
懲戒解雇や逮捕・実名報道から理想の再就職をサポートする「YOTSUBA」が2023年11月にリリースされました。
文字通り「0円」の無料カウンセリングを受けて、実際に内定をもらった人も出ています。
冒頭は15秒で読めるので、よければご覧ください。
【前提】転職エージェントとは?
まずは大前提として、「転職エージェントとは何か?」という点を解説していきます。
そんなの知ってるよ!という人は、「信頼できるエージェントの選び方」からお読みください。
転職エージェントを簡単に説明すると、
- 誰でも無料で
- 専任の担当者が1人ついて
- 転職(就活)をサポートしてくれる
こうしたサービスです。
無料で担当者がサポートしてくれる
サービスを利用する流れは、以下の通り。
- 転職エージェントに登録
・公式webサイトから登録する - 担当者から連絡がくる
・電話やメールで担当者から連絡がくる
・予定を調整して面談日を設定する - 担当者と面談する
・仕事のスキルや志望業界がヒアリング
・あなたにマッチした企業を紹介
※無料で利用できます
あとは興味のある求人があれば、応募して選考に進んでいきます。
あなたにマッチした求人を紹介するのは当然として、自分でやるのは面倒くさいことまでしてくれる、求職者の強い味方です。
まさに、二人三脚で就活してくれるパートナーといえます。
転職エージェントが無料で使える理由
では、なぜこんなに懇切丁寧なのか。転職エージェントが儲かる仕組みを解説します。
実は転職エージェントは、求職者ではなく、求人企業からお金をもらっています。
■求人企業
こんな人材がほしいです
※企業が転職エージェントにリクエスト
■転職エージェント
わかりました!リクエストに近い人材を探してみます
■転職エージェント
あの求人企業がリクエストした人材が見つかったから、紹介しよう
リクエストに近い人材を紹介して、最終的に入社が決まったら、成果報酬として転職エージェントにお金が入ります。
必ず覚えておいてほしいのは、転職エージェントはボランティアではないこと。
あくまで「ビジネス」として運営してます。
転職エージェントは1件でも多く、なるべく高収入の転職を成功させたい立場なんです。
だから我々のような求職者を、至れり尽くせりサポートしてくれるワケです。
転職エージェントを利用するメリット
転職エージェントを使うメリットは、大きく分けて4つあります。
利用するメリット
- 担当者に相談できる
- 楽ができる
- 非公開の求人情報がある
- 企業の内部情報を教えてもらえる
担当者に相談できる
まず1つ、担当者に相談しながら就活を進められるということ。
具体的には、今のあなたの状況をヒアリングして、同業種や同職種で仕事を探すべきか、プロの視点から相談にのってくれます。
精神的な面のサポートも大きく、内定が決まらない状況でも支えてくれる存在です。
正直、このメリットだけで利用する価値は高いです。
内定が決まるのが長引くと、孤独の戦いになって心が折れますからね…
楽ができる
次に自分が楽できる、ということ。
一昔前までは、求人を探して、スケジュールを管理して面接に出向いて…と、すべて自分でやるのが当たり前でした。
しかし、先ほどお話しした通り
- 企業選び
- 書類の添削
- 面接対策
- 日程の調整
こうした面倒なことを代行してくれます。
1人で就活をするより、転職エージェントを利用したほうが圧倒的に「楽」なんです。
非公開の求人情報がある
3つ目に、非公開求人を教えてもらえること。
実は、一般的に公開されていない「非公開」の求人が世の中には存在します。
非公開求人になる理由としては、
- 求人募集を公開すると、競合他社にウチの会社の戦略がバレちゃう…
- ウチの会社にぴったりの条件の人が現れたときだけ採用したい
などが挙げられます。
一般的な転職サイトに出ないような、非公開の求人情報を取り扱っているのも、転職エージェントのメリットといえます。
企業の情報を教えてもらえる
最後に、担当者から企業の内部情報も教えてもらえること。
具体的には、
- 緊急で人手が必要になった企業
- 企業から見た面接時の印象
このあたりを包み隠さず教えてくれます。
自分のスキルと合致していれば、緊急で人が必要な企業にアプローチできるでしょう。
また、企業からみた面接の印象や改善点、経歴の反応などの情報収集に役立ちます。
転職エージェントを利用するデメリット
転職エージェントのデメリットもお伝えしておきます。
利用するデメリット
- 成果報酬目当てで、自分にマッチしない企業をゴリ押しされる可能性
- 担当者の相性で使いやすさが変わる
成果報酬目当てでゴリ押しされる危険
まず1つ目は、明らかに自分にマッチしていない企業に、成果報酬目当てで押し込まれる危険がある、ということ。
転職エージェントのビジネス上、求職者を企業に入社させれば大きな報酬がもらえます。
その報酬だけが目当ての悪質なエージェントは、あの手この手を使って無理に入社させようとしてくる、という可能性です。
高圧的だったり、上から目線でプレッシャーをかけてくるエージェントには、くれぐれもご注意ください。
ただし、このデメリットは自分の意思で簡単にうち消すことができるんです。
- きっちりと断る
- 就活の軸を自分で考えておく
この2つを念頭におけばOK。
たとえ「この企業に応募するべき」など希望の職種じゃないときに圧力をかけられても、
ありがたいのですが、この企業は私の希望に合わないですね。
なんて感じに、きちんと断る意思を示しましょう。就活の軸があれば、より明確に断る理由を話せるはずです。
担当者の相性に左右される
後述する「信頼できるエージェントの選び方」で解説していますが、自分と担当者の相性で、使いやすさが全く違います。
例えるなら、
- 相性のいい人とは長い友人関係を築ける
- 相性が悪い人は自然と関係をもたなくなる
こんなイメージです。
転職エージェントにも同じことが言えて、相性が悪いと自然とやりとりしなくなっていきます。
ただし、このデメリットは転職エージェントを2,3社使って比較すれば解決します。
2,3社を同時進行して、担当者との相性を確認する。
で、良さそうな転職エージェントに絞って就活を進める…みたいな流れです。
1社だけに絞ると、相性が悪かった場合のリスクが大きいんですよね。
就活は時間との勝負なので、初めから効率よく進めていきましょう。
信頼できるエージェントの選び方
ここからは、信頼できる転職エージェントの選び方を解説していきます。
結論、以下の3つで判断しましょう。
話をしっかり聞きだしてくれる
面談のときに、あなたの希望をしっかり聞いてくれるか、というポイントです。
具体的には、以下のような感情面、人間性まで聞くエージェントは信頼できます。
- 今までどんな仕事で悩んだか?
- どんな場面で喜びを感じたか?
対して、人間性にまともに触れず、一方的に業務経験やスキルだけをヒアリングされるのは危険です。
つまり、あなたと企業の相性は度外視されているって状況です。
この場合、「うまく内定を取れそうか?」だけを担当者が考えてる可能性があります。
パートナーとして信頼できる
2つ目は、パートナーとして信頼できるか、というポイント。
- 高圧的な態度ではないか?
- 上から目線で話してこないか?
もし当てはまるなら、注意すべきです。
本来、転職エージェントと求職者の関係性は対等なもの。それを一方的に反論できない関係性に築くのは、イビツですよね。
無理やり企業に押しこもうとする可能性が高いので、要注意しましょう。
納得できる企業を紹介してくれる
最後に、納得のいく企業紹介を受けられる、というポイントです。
1つ目と被る部分もありますが、ようは
- 人間性に関するヒアリング
- スキル、業務経験のヒアリング
これらのヒアリングを踏まえて、企業を紹介してくれるエージェントは信頼できる、ということです。
同時に10社以上を応募させる担当者は危険
もしエージェントが大量に求人へ応募させようとしてきたら、アウトです。
同時に10社以上に応募して、万が一すべて通ったら10社の面接になります。
スケジュール的にキツいので、企業研究どころではなく、ボロボロの面接になるはずです。
すでに離職してフリーな状態なら、エージェントと相談しながら応募数を調整するのがいいと思います。
転職エージェントの賢い使い方
転職エージェントを賢く使う方法を解説します。
大きくまとめると、以下の通り。
複数の転職エージェントに登録
就活を開始するとき、転職エージェント2,3社を目安に登録するのがおすすめ。
転職エージェントの登録を1社だけに絞ると、担当者との相性が悪かったときに時間の取り返しがつきません。
といっても、私は解雇されて無職だったときは5社を同時進行してました。
登録が多くても、スケジュール的に不可能ではないです。
志望業界が明確なら「特化型」を活用
もし志望する業界が決まっているなら、
(業界名)+転職エージェント
で検索して、気になったものを登録するのもありです。
というのも、転職エージェントは大きく分けると2つの種類があるから。
- 大手(リクルートエージェントなど)
- 特化(○○業界特化のエージェント)
ここから更に、年代や地域別に強い転職エージェントに枝分かれしていきます。
志望業界の非公開求人や、最新情報をもつエージェントの可能性が高いので、よりスムーズに就活を進められます。
経歴や年齢によっては利用を断られる可能性もあるので、そのときは別の転職エージェントに切り替えましょう。
求人紹介をしてもらう
次に、転職エージェントと面談して求人紹介まで必ずやってもらいましょう。
もしかしたら相性が微妙なエージェントもあったかもしれませんが、すべての会社に求人紹介まではしてもらうべきです。
なぜなら、担当者との相性以外にも「良質な求人をもっているか」という点も大事なポイントだからです。
求人が納得のいくものなら、そのまま応募に進んでもOK。
しかし「少しでも比較したい」「いきなりの応募は怖い」と思うなら、一旦検討することを伝えて持ち帰りましょう。
1,2社に絞って選考に進む
すべての転職エージェントから求人を紹介してもらったら、
- 信頼できる担当者である
- 求人の質も問題ない
これらが当てはまる転職エージェントを絞り込みます。
1,2社に絞る、としましたが、就活が長引きそうならそれ以上のエージェント併用でも問題ないです。
同時に大量応募にならないように、エージェントとの報連相はやっておきましょうね。
転職エージェントで絶対にやること
私の経験を踏まえ、転職エージェント利用時に絶対にやるべきことをお伝えします。
- すべて正直に話す
- 意思表示をする
- 連絡は迅速にやる
すべて正直に話す
基本的なことですが、経歴を誤魔化さず、すべて正直に話しましょう。
嘘をついても何ひとつ良いことありません。
私は中等度うつ病になってニート3年やったのも、解雇された経験があるのも、すべて話しました。
本当に親身になって話を聞いてくれる担当者さんもいて、ありがたかったです。
恥ずかしいなんて思いもあるかもしれませんが、正直に腹割って話さないと、本当のあなたは伝わりません。
なので、本音を話しても親身になってくれるエージェントを見つけましょう。
意思表示をするべし
転職エージェントはボランティアではなく、ビジネスで運営しています。
なので、エージェント側からすれば1件でも多く、高収入の転職を成功させたいのが本音。
「転職エージェントを利用するデメリット」の通り、成果報酬だけが目当てのエージェントもいるんです。
中には希望に合わない企業を紹介されることもありますが、きっぱり断りましょう。
連絡は迅速にやる
就活が本格的になってくると、エージェントとの連絡は必ず必要になっていきます。
そのとき、レスポンスの早さを意識してください。返信が迅速なだけで、エージェントからの印象は良くなります。
この人からの返信はいつも早いなぁ。早く転職したい気持ちが伝わってくる。
この「就職への意欲」をエージェントに伝えるのは大切です。
何度もいってますが、エージェントは1人でも多くの求職者を入社させたい立場なんです。
- 経歴に問題がある
- 就職への意欲が感じられない(連絡が2日後 etc)
エージェント側から見て、こんな人が相手だったらどうでしょう。優先度を下げられても、文句は言えないですよね。
なので、少しでも早く、迅速に連絡を取るように心がけましょう。
【まとめ】転職エージェントを”使う側”になる
転職エージェントを使うときは、以下を徹底しましょう。
これらを抑えれば、転職エージェントに「使われる側」から「使う側」になれます。
また、以下の絶対にやるべきことも忘れずに。
- すべて正直に話す
- 意思表示をする
- 連絡は迅速にやる
転職エージェントとあなたの「転職を成功させたい」という点で、利害が一致してます。
つまり、親身になって全力でサポートしてくれる存在、ということです。
これらの解説したポイントを踏まえて、自分が信頼できるエージェントに絞って就活を進めていきましょう。
あなたに寄り添ってくれるエージェントは必ずいます。諦めずに、前を向いて歩いていきましょうね。