・志望動機の作り方が分からない
・会社をクビになった人は、なにか変えなきゃダメなの?
こんな疑問を解決します。
過去に色々やらかして、20社以上の面接に挑んだ私カイコが、志望動機のつくり方を解説します。
結論から言うと、会社をクビになった人も志望動機は別物として考えるべき、です。
全人類共通で、クビになっても、志望動機の作り方は以下の通りでOK。
ただ、会社をクビになった理由は別で説明できるようにしておきましょう。
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冒頭は15秒で読めるので、よければご覧ください。
志望動機は長く働くことの意思表示
志望動機で相手に伝えるべきは、「長く働き続けること」の意思表示です。
わたしは御社でずっと働き続けます!
なぜ御社で働きたいと思ったか?これを伝えるのは大前提ですが、面接官の心にはブッ刺ささりません。
さらに上をいくなら、
- 自分の就活の軸
- 志望企業の魅力、強み
- 就活の軸と企業の魅力の合致点
⇒目標を叶えるために、御社で働き続けます!の意思表示
この三段構成で話しましょう。
しっかり理由付けすれば、かなり強い志望動機を作れます。
自己PRは採用するメリットの説明
自己PRでは、志望企業があなたを採用するメリットを伝えます。
つまり、あなたが活躍できる証明です。
私はこんな業務をやってきました。与えられた仕事はちゃんとできます!
- 客観的な事実
- 具体的な行動(何をしたか)
- 自分は志望企業が求める人物像である
これらをまとめて、面接官に伝えます。
志望動機と自己PRでは役割がまったく違うので、同じ内容にならないよう注意しましょう。
志望動機と自己PRのどちらも大切
どちらか片方だけが完璧では、内定をもらうのは厳しいです。
自己PRが完璧、でも志望動機で失敗すると、
優秀そうな人だけど、またすぐ転職しそう…。
と思われてしまいます。
反対に、志望動機(長く働き続ける意思)だけ上手く話せても、企業が求める人材ではないとして切り捨てられます。
- 志望動機(長く働き続ける意思)
- 自己PR(活躍できる証明)
この2つが合わさって初めて、
ウチの会社で長く働いてくれそうだし、すごく活躍してくれそう!
こんなふうに思ってもらえる。つまり、内定をもらえる可能性がグンと上がります。
人を採用するコストは非常に高い
なんで企業側は長く働いてもらいたいの?
理由は単純で、1人を採用するのに100万ほどのお金が動くから。
転職サイトに広告費を払ったり、あなたを教育する時間や労力。すべてを合わせて高いコストがかかるんです。
そのため、企業側は長く働き続けてくれる人材を探します。
半年や1年で、他の会社に転職されたら困る…。
だいたいの企業はこう思います。
こうした不安を取り除くために、志望動機で「長く働く意思表示」をして、企業側を安心させなきゃいけません。
面接官に刺さる志望動機の作り方
面接官の心にブッ刺さる志望動機は、
- 自分の就活の軸
- 志望企業の魅力、強み
- 就活の軸と企業の魅力の合致点
⇒目標を叶えるために、御社で働き続けます!の意思表示
以上の三段構成で作りましょう。
自分の就活の軸
就活の軸は、自分が次の仕事で必ず実現させたい、重視する条件のことです。
今のあなたを取りまく環境は、一旦無視して大丈夫です。
まずは理想の未来をイメージすることが大切。とにかく自由に発想してみましょう。
もとの日常に戻りたい。ならどうするか?ただ就職できればいいのか?
家族との時間を確保したい、スキルを活かしたい…様々あると思います。
働きづめで体を壊したら、元も子もありません。ゆっくり考えて、なにを叶えたいか。
自分の強い希望を、最初に答えましょう。
志望企業の魅力や強み
次に、志望企業の魅力や強みを語ります。
つまり、就活の軸に沿った内容で志望企業を褒めまくる、ということです。
企業の理念や業務内容、いわゆる企業研究をしっかりやっておきましょう。
企業研究をおろそかにすると、
この人は本当にウチの会社に入りたいんだろうか?
がむしゃらに応募してるだけでは?と思われます。志望する本気度が伝わらないので、準備して話しましょう。
「就活の軸」と「企業の魅力」の合致点
最後のまとめ部分です。
就活の軸と志望企業の魅力が一致していることを伝えて、目標を明確にすればOKです。
流れをまとめると、こんな感じ。
ちゃんと道筋を立てて面接官に伝えられるので、かなり強い志望動機ができあがります。
転職で使える志望動機の例文
志望動機の考え方が分かれば、あとは自分に沿って作り変えるだけです。
具体的なイメージが湧かない人のために、例文を考えてみました。
自分だったらこう話す!みたいな例文です。ぜひ参考にしてみてください。
【例文】接客から営業職に転職する
例として、接客業から営業職に転職したいとします。
まずは就活の軸から話します。
お客様と深い信頼関係を築いている御社に就職したいです!
加えて、自分のオリジナルエピソードも話すと説得力が増します。
これまでは接客業でお客様と直接関わりながら、お客様のニーズに応えることの喜びを味わってきました。
しかし、その中で感じたことは、(〜な理由で)もっと幅広い視点で顧客との関係を築き、お客様のビジネスに寄与したいという強い思いです。
次に、就活の軸に沿った内容で志望企業を褒めます。
御社はこんな実績をあげていて、お客様との信頼を大切にする姿勢が感じられます。
サービスの価値をより多くのお客様に届けるためには、確かな営業力が不可欠だと認識しています。
最後に、自分の希望と志望企業の魅力が一致していることを伝えて、入社後の目標で締めます。
「お客様と深い信頼関係を築いている企業」で働きたい私にとって、「お客様に最適な提案をしている」御社は魅力的です。
なので、ぜひ御社に入社したいです。
入社した際には、お客様とのパートナーシップをより一層深める存在になりたいと考えています。
荒削りですが、こんな内容です。
入社後のビジョンを伝えることで、面接官にもイメージが伝わりやすくなります。
志望動機のダメな考え方と作り方
志望動機で注意しなきゃいけないのは、
- 企業の説明はNG
- 本音と建前を使い分ける
- 話に一貫性を持たせる
この3つです。
どれも当たり前ですが、つまずきポイントです。慣れていないうちは、上記3つが当てはまってないか気をつけて作りましょう。
企業の説明はNG
企業の説明は、さっきの三段構成でいう「志望企業の魅力」ばかり伝えるパターンです。
ただひたすらに、
- 御社の経営理念に共感しました
- 社風がすばらしい
- とにかく御社の商品が魅力的です
こんなふうに魅力ばかり語るだけでは、志望動機にはなりません。
あくまで、自分の就活の軸がある前提で話すからこと、面接官に強い志望動機をぶつけることができるんです。
自分が作った志望動機が「企業の説明」で終わってないか、よく見直してみましょう。
本音と建前を使い分ける
就活の軸を考えるとき、だいたいは願望丸出しのことが多いですよね。
- 働ければなんでもいい
(とは言っても残業はできればやりたくない、給料下げたくない) - 家から近いところがいい
今は無職なので、働ければ(お金もらえれば)なんでもオッケーです!
たとえ本音だとしても、これじゃほぼ確実に面接官の心証は悪くなります。
そんな私も、大昔に転職したときは欲望にまみれた理由が就活の軸でした。
それが悪いわけではなく、本音と建前を使い分けましょう、という話です。
言い方を工夫するだけで、だいぶ印象が違くなります。
- 給料がいいから志望した
⇒長期的なキャリアプランを考えた - 家から近いところがいい
⇒通勤時間が減るぶん、自分磨きの時間にあてたい
ド直球の表現よりは、意識高い系のほうが就活には向いています。
話に一貫性を持たせる
最後に、面接で話すエピソードに一貫性があるかチェックしておきましょう。
就活の軸がブレていると、話すうちに食い違いがでる可能性があります。
■志望動機
お客様と密にコミュニケーションを取れる御社に魅力を感じました。
■エピソード
人と関わることが苦手ですが〜〜。
えっ、どっちが本当なの?
嘘をついているのかな?と説得力がなくなってしまいます。
志望動機だけでなく、全体の流れを想定して一貫性のあるエピソードを話せると最高です。
【まとめ】三段構成で志望動機を作るべし
志望動機で伝えるべきは、長く働き続けることです。
本音と建前を使い分けて
この人は長く働き続けてくれそうだ!
と、面接官を安心させられる志望動機を作ってください。応援しています!
最後に…
自分のケースじゃ、どんな志望動機を作ればいいか分からない…
そんなときは、懲戒解雇から人生好転できた転職エージェントを使ってみてください。
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